症状一覧
咳がでる
どんな病気が考えられる?
3週間以内の咳の原因で最も多いのは、かぜです。かぜを引くと鼻水が増えて、のどの粘膜が荒れます。のどから肺の入口にかけて、肺を守るためにたくさんの咳のセンサーがあり、それが粘膜の荒れや鼻水によって刺激されると咳がでます。鼻水がのどに垂れて咳が出る場合は、いわゆる”たんが絡んだ咳”になり、粘膜の荒れで咳が出る場合は”かわいた咳””ケンケンひびく咳”になることが知られています。
稀に、肺炎や喘息発作によって咳が出ている場合もありますが、それらは診察をすることで判断が可能です。お子さんの咳がでて心配な場合は、是非受診を検討してください。
なお、肺炎や、喘息発作による咳、風邪ではない咳の場合、多くは”呼吸が苦しそう”、”ゼーゼーしている”など咳以外に気になる症状を伴っていることが多いです。その場合は早めに受診されることをお勧めします。
検査はしてもらえるの?
病歴をうかがって、呼吸の様子を観察し、胸の音を聴診器で聞くことで、本当にかぜの咳でよいのかどうか、診断させていただきます。
年齢、基礎疾患、症状などから必要と判断した場合には、RSやヒトメタニューモ、アデノといったウイルスの検査をすることもあります。その場合は検査理由と合わせて検査前に説明させていただきます。
診察の結果、肺炎や喘息の可能性があると判断した場合は、胸部レントゲン、気管支拡張薬の吸入などの検査・処置を行うことがあります。
その場合も行う前にしっかりと説明しますので、ご安心ください。
どんな薬を使うの?
咳止めは効果があるの?
診察の結果、喘息や肺炎の可能性があると判断した場合には、気管支拡張薬(ホクナリン、ツロブテロール)、抗菌薬などを使って治療を行います。詳細は診察の際に説明いたします。
かぜの咳に対して、咳止め、去痰薬として、たくさんの薬が発売されていますが、実は効果が証明されている薬剤は一つもありません。最も強力な咳止めとされているコデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩ですら、成人・小児ともに効果が証明されていません。
実は、特に夜間のかぜの咳対しては、咳止めよりもハチミツが効果があることが知られています。1歳半以上のお子さんであれば、おいしく咳を軽減できるので、ハチミツはとてもおすすめです。
ハチミツも飲む量が決まっており、飲みすぎると下痢をするようです。また、風邪の咳であること確かめる必要もあるので、まずは受診をお勧めします。
観察のポイントは?
お家でやってあげられることはある?
鼻水が後ろに垂れると咳になってしまうので、なるべくこまめに鼻を吸ってあげましょう。特に夜寝る前に吸ってあげると夜の咳が多少軽減する効果が期待できます。
また、夜寝る部屋を加湿しておくことで、乾燥による粘膜の障害を防ぐことができると考えられます。是非やってあげてください。
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