症状一覧
無呼吸
どんな病気が考えられる?
緊急の症状です。すぐに医療機関を受診することをお勧めします。
夜間の場合は夜間応急診療、休日の場合は休日診療所を利用してください。
生後2カ月未満のお子さんの場合、RSウイルス・百日咳に代表される感染症によって呼吸が障害されると、呼吸のリズムが崩れて、無呼吸発作を起こすことがあると知られています。
また、その他にも細菌性髄膜炎・急性脳症・頭蓋内出血のような頭の中の病気、気道異物やアデノイド肥大のような気道の閉塞によっても無呼吸が起こることが知られています。
生後まもない乳児のお子さんで、正常でも睡眠時に周期性呼吸という呼吸パターンを取ることがあります。これは睡眠時よく見られる呼吸パターンで、5-10秒間の無呼吸の後に1秒に1回程度の早い呼吸が10-15秒続くというものです。周期性呼吸の場合は、特に心配はしなくてよい可能性があります。ただし、あまりに頻回に起こる、顔色の変化をともなう、今まではなかったのに急に起こるなどの場合は、無呼吸発作の前兆である可能性もあります。まずは医療機関を受診し、相談してみてください。
その際、もし可能であれば無呼吸の動画を撮影しておいていただけると、判断に有用です。
どんな検査をするの?
まずは、診察を行い、必要に応じて身体の中の酸素の値を調べる「SpO2:経皮的酸素飽和度」の測定や肺炎、気胸などの病気があるかどうか調べる「胸部レントゲン検査」、RSウイルス・ヒトメタニューモウイルス、百日咳など感染症の検査を行います。
また、診察の結果、無呼吸の可能性が高いと判断した場合には、呼吸の監視および緊急時の人工呼吸管理などができる施設に転院搬送します。
どんな治療が考えられるの?
無呼吸の治療は、原因の治療、呼吸のサポートの2つの柱で行います。
原因の治療
何か原因がある場合で、それに対して特効薬がある・手術などが行える場合にはそれを行います。
呼吸サポート
無呼吸が治まるまでの間、低酸素状態にならないよう、人工呼吸器などによるサポートを行います。
これらはいずれも、入院可能な施設で行われます。クリニックで行える治療はありません。
観察のポイントは?
特に生後3カ月未満のお子さんが鼻水・咳を出している時には、呼吸が止まっていないか? 顔色が悪くなっていないか? ミルク・母乳は普段通り飲めているか?を観察してください。
呼吸が止まっている、顔色が悪い、ミルク・母乳の飲みが悪い場合は、直ちに医療機関受診を検討する必要がありますが、それと同時に、自宅で鼻水を吸引してあげることで少しだけ症状を軽減させることができるかもしれません。
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