症状一覧
血便、下血
どんな病気が考えられる?
緊急の症状の可能性があります。数日以内に医療機関を受診することをお勧めします。
特に、便ではなく大量の血が出たような場合、強い腹痛を伴う場合、ぐったりしている場合などには、夜間でも医療機関受診を検討してください。上記の症状が出た場合、腸重積、メッケル憩室からの出血、細菌性腸炎、炎症性腸疾患などの治療が必要な病気である可能性が高いです。
一方、上記の疾患の頻度は高くはなく、便秘でお尻の出口が切れたことによる出血、乳児の場合は腸の免疫が育っているときに一時的に出現することがある出血、などが多いです。
診察の際に、便の写真を持ってきていただくと判断の参考になります。
どんな検査をするの?
まずはお子さんの状態を確認し、必要な検査を判断します。
血便が大量、ぐったりしている、強い腹痛があるような場合には、クリニックでの検査には限界がありますので、すぐに大きな病院へご紹介します。
便が硬いためにお尻の出口が切れている場合には、便秘の評価をするためにお腹のレントゲン、腹部超音波検査などを行います。
また、乳児のお子さんで、便にごく少量の血が混じる場合には、特に検査は必要ありません。
どんな治療があるの?
当院で行える治療もしくはお渡しできる薬について説明します。
浣腸:
便秘に対して行います。血便が持続しているかどうか確認するために行うこともあります。
整腸剤(ビオフェルミン、ミヤBMなど):
乳酸菌・酪酸菌を飲むことでいわゆる”善玉菌”を増やし、腸内環境を整えることを狙った薬です。即効性はありません。
腸重積の場合には高圧浣腸という治療が必要です。またメッケル憩室で大量に血が出ている場合には手術が必要なこともあります。どちらも当院では行えませんので大きな病院へ紹介します。
観察のポイントは?
血便の量、色、一緒に出ている便の性状をよく観察してください。可能であれば写真を撮っていただけると診察がスムーズです。
血便以外の本人の状態もよく観察してください。少し血便がでていても本人が元気で、食事も食べられている状態であれば急がなくても大丈夫です。一方本人がぐったりしている、すごくお腹を痛がっている場合などは緊急です。
また、診察の際に普段の便の様子を伺うことがあります。排便頻度、便の硬さ、痛がっていなかったなどを把握しておいていただけるとスムーズです。
病気一覧
- 細菌性腸炎
- 腸重積
- Crohn病、潰瘍性大腸炎
- 裂肛
- 急性胃粘膜病炎
- IgA血管炎
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