症状一覧

2024年06月09日症状一覧

動物にかまれた

緊急の症状です。すぐに医療機関を受診しましょう。

どのくらいの傷なのか、抗菌薬を飲む必要があるのかどうか、一緒に確認させていただければと思います。特にネコ、ヒトに噛まれた場合には処置や治療が必要となることが多いです。また、噛まれた場所も大切で、顔や手足、お股などの場合は感染しやすいと言われています。噛まれた傷が深い場合にも感染しやすいと言われています。その他、新生児、糖尿病・無脾症など免疫不全がある場合にも注意が必要です。

異物が残っている可能性があるときは、超音波検査などを行うことがありますが、基本的には検査は不要です。
ヒトに噛まれた場合で、相手が肝炎やHIV罹患者の可能性がある場合には時間を開けてから血液検査を行うことがあります。

まず傷を生理食塩水などでとてもよく洗います。必要に応じて破傷風の予防注射を行います。感染の可能性がある場合には予防的に抗菌薬の内服を行います。数日間、傷が膿んでこないか確認する必要があり、何度か来院していただくこともあります。
傷が膿んできてしまった、傷の回りが腫れてきてしまったような場合には、点滴による治療や手術が必要となることもあるため、大きな病院へ紹介となることもあります。