症状一覧

2024年06月10日症状一覧

誤嚥したかも

緊急の症状です。すぐに医療機関を受診しましょう。

もし息がしにくい様子なのであれば直ちに救急車をよんで、救急隊の指示にしたがって救命処置をとってください。(窒息の対処法なども電話で教えてくれます。)
その際、何を誤嚥したのかがわかるように実物を持ってきていただくとスムーズです。

少しむせこんだのみで、現在は症状がない場合には、その日のうちに受診していただければ大丈夫ですが、現在も咳や息苦しさが続いている場合にはすぐに受診することをお勧めいたします。

必要に応じてレントゲン検査を行いますが、症状によっては検査をせずに大きな病院へご紹介させていただく可能性もあります。

誤嚥したことが明らかで、気管や気管支に異物がある場合には、内視鏡などで取る必要があります。お子さんの場合は全身麻酔下での処置となりますので、大学病院などのとても大きな病院でしか対応ができません。そのため、疑いが強い場合には速やかにご紹介いたします。

ご飯を食べるときには、お子さんから目を離さないようにしてください。(特に5歳以下のお子さん)

ブドウやトマトなど丸くてつるっとしているもの、粘着性が高い物(お餅、パン、ごはん)、固くて噛み切りにくいもの(リンゴ、イカ、生のニンジン、水菜など)は代表的な危険な食材です。

以下に食事中の注意点を列挙します。

  • ブドウやトマトは1粒を1/4にカットして与える
  • 無理なく子どもの口に入る大きさに小さくしてから与える
  • 一口ずつ嚥下できたことを確認しながら与える
  • 合間に適宜水分を摂らせのどを潤しなが食べる
  • 一口にたくさん詰め込まない・よく噛んで食べる
  • 食べることに集中する(口の中に食品があるときはしゃべらない)
  • あおむけに寝た状態や、歩きながら、遊びながら、食べない)

詳細は、日本小児科学会が出している「〜食品による窒息 子どもを守るためにできること〜」をご覧ください。