症状一覧
肥満
どんな病気が考えられる?
病院を受診したほうがいいの?
お子さんが肥満かどうかについては、肥満度を用いて判定します。肥満度は、{(測った体重‐標準体重)/標準体重}×100(%)で表し、-20%から+20%が正常、+20~30%が軽度肥満、+30~50%が中等度肥満、+50%以上が高度肥満になります。また、肥満によって現時点で問題が起こっているかどうかが非常に大切です。
血圧が高い、睡眠時無呼吸がある、糖尿病を発症している、動脈硬化の所見がある、肝臓の機能に異常があるなどを伴っている場合は、肥満”症”と名前が変わり、積極的な治療が必要な状態と判断します。また、高脂血症・血圧高値・血糖高値・腹囲が大きいといった症状を伴う場合は、大人と同様にメタボリックシンドロームという名前が付き、この場合も積極的な治療が必要とされます。それ以外の肥満の場合は、積極的に治療が必要な状態ではありませんが、将来的には肥満症やメタボリックシンドロームを発症する予備群と言えます。予備群のうちに生活習慣を改善しておくことで、病気の発症を防ぐチャンスですので、是非受診することをお勧めします。
クリニックではどんな検査をするの?
体重以外にも体脂肪率測定を行います。肝機能異常や、高脂血症、血糖高値などを伴っていないか調べるため、血液検査を行います。また、脂肪肝がないかどうか、頚動脈の動脈硬化がないかどうか調べるために超音波検査を行います。
治療は?
肥満症や、メタボリックシンドロームで積極的な治療が必要である場合、クリニックでの治療には限界があるため、大きな病院へご紹介することがあります。また、何か基礎疾患があるために肥満になっていることが疑われる場合にも詳細な検査が必要なことがあるため、大きな病院へご紹介することがあります。
それ以外の場合、治療のメインは生活習慣の見直しです。食事の量、運動をどのようにしていくか、生活リズムはどうかなど、本人および保護者の方と一緒に考えていきます。必要があれば栄養士の外来も用意していますので、ご紹介します。
お家でできることはある?
お子さんがどのような食生活をしているか、好きなおやつは何か、運動習慣はあるかなどお伺いしますので、お子さんと話しあってみてください。もし極端な嗜好があれば(例:牛乳を1日2L飲んでいる、ポテトチップスを1日1袋食べているなど)、その嗜好を他の物で置き換えてみるだけでも体重が減らせる場合があります。また、運動習慣は非常に大切です。12歳までの運動習慣はその子の運動神経を決めると言われているので、一生の財産になります。体を動かす機会をたくさん設けてあげることは非常に良いと思います。
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