赤ちゃんの頭のかたちに
お悩みではないですか?

赤ちゃんの頭の形のゆがみである、斜頭や短頭(絶壁頭)、長頭などに関する相談や計測、ヘルメット治療を行い、改善をサポートします。
「むきぐせが気になる」「頭の形が心配」「ヘルメット治療に興味がある」など、お悩みの方はまずはご相談だけでも承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
※相談・測定は保険診療で行います。

初診の方はWEBよりご予約ください。

外来担当原木 真名医師・原木 悠医師
外来時間月・火・水・金:
9:00~12:00 15:30~17:00
土:9:00~12:00
予約方法WEB予約 → WEB問診で「頭の形について相談」を選択
対象生後4か月~8か月頃まで
料金・保険診療費
・ヘルメット治療費 33万円(税込)
支払方法:銀行振込のみ(クレジットカード不可)
持ち物母子手帳、保険証、福祉医療券

頭の歪みhead distortion

赤ちゃんの頭の形のゆがみは、外的な力が原因で起こることが多いです。子宮内や産道を通る際の圧迫、または出生後の向きぐせが主な原因となります。
特に向きぐせは、赤ちゃんが同じ方向を向いて寝ることで、頭の接地面が圧迫されて成長が制限され、その結果、圧迫されていない部分が成長して変形が生じます。
外的な力によって引き起こされる頭のゆがみには、主に3つのパターンがあります。

斜頭症

後頭部の片側が頭頂から見ると平らになり平行四辺形に見えます。
耳の位置に左右差が発生する場合があります。
向きぐせや斜頭のある赤ちゃんによく見られます。

短頭症(絶壁頭)

仰向け寝の時間が多い赤ちゃんに見られ後頭部の全体が平らになります。
いわゆる「絶壁」と言われています。

長頭症

頭の前後の長さが横幅よりも長くなっている状態です。
横向きの姿勢で寝ることが多い赤ちゃんによく見られます。

外的な力による変形は、基本的に脳の成長や精神的な発達に大きな影響を与えることはないとされています。
しかし、将来的には顔や耳の左右のバランスに影響を及ぼすことがあり、その結果、噛み合わせや視力に問題が生じる可能性、さらには眼鏡がうまくかけられないなどの影響が出ることがあります。

治療方法についてTreatment method

頭の形を改善する方法には、理学療法(体位変換やタミータイム)とヘルメット治療があります。特に重度のゆがみに関しては、自然に治ることが難しいという研究結果が示されています。

・体位変換

向き癖を改善し、頭にかかる圧力を左右均等にすることを目的としています。

【方法】

・寝る際の頭と足の向き
・抱っこの腕や授乳時の向き
・話しかける方向
これらを変えることで、左右のバランスを整えます。

・タミータイム(うつ伏せ運動)

赤ちゃんが起きている間にうつ伏せで過ごす時間を作り、頭や首、上半身の筋肉を育て、圧力が偏るのを防ぎます。
※うつ伏せ寝は危険なので、寝かせる時は必ず仰向けにします。

【方法】

お母さんの胸や膝の上でうつ伏せにし、慣れたらおもちゃや絵本で興味を引きながら行います。
1回1〜2分から始め、徐々に時間を延ばします。
※窒息を防ぐため、固いマットや床で行い、必ず目を離さないようにしてください。

・ヘルメット治療

赤ちゃん専用のヘルメットを装着し、頭の形を成長に合わせて調整する方法です。
この治療法は、2018年に日本で承認されました。
ヘルメットを使うことで、平らな部分に空間を作り、頭の丸みを促進します。
※圧力で形を変えるわけではありません。
ヘルメットは赤ちゃんの頭の形に合わせてオーダーメイドで作成されます。
1日20〜23時間、約3〜6ヶ月間装着し、治療を行います。
※治療期間は開始時の月齢などによって異なり、早期に始めるほど短期間で終了します。

ヘルメット治療についてhelmet treatment

当院ではベビーバンドを 導入しています。
ベビーバンドは、日本製の頭蓋形状矯正ヘルメットです。赤ちゃんとご家族が負担なく治療が受けられるように設計、開発されています。また、かわいいデザインが豊富なのも特長です。
※ベビーバンドは2022年に医療機器として承認を取得しています。(医療機器承認番号:30400BZX00090000)

グリーン

ブルー

グレー

イエロー

ピンク

アイボリー

パープル

アニマル

フラワー

ロケット

ストロベリー

ダイナソー

ラビット

リスク・副作用

本品の使用により、以下のような不具合や有害事象が発生する可能性があります。

  • 皮膚炎(赤み、ただれ)
  • 皮膚の損傷(水疱、剥がれ、出血など)
完全オーダーメイド

3Dスキャンで計測したデータを基に、赤ちゃん一人ひとりに合ったヘルメットを設計・製造します。

優れた通気性

頭の形に合わせた通気孔を設け、長時間の装着でも快適に過ごせるデザインです。

清潔(丸洗い可)

クッションは簡単に取り外して洗濯機で洗え、ヘルメットも水洗い可能で、いつでも清潔に保てます。

ヘルメット治療の流れflow

1.受診
  • ヘルメット治療を提供している医療機関を受診
  • 頭のゆがみの重症度を判定
    ※ゆがみの原因に骨の病気が疑われる場合は、専門病院で精密検査をおこなう必要があります
  • ヘルメット治療の実施を決定
2.ヘルメット作製
治療開始
  • 3Dスキャンを行い、ヘルメットを作製
  • 医療機関にてヘルメットを装着し、使用方法・注意点等の説明を受け治療開始
3.治療・経過観察
  • ヘルメットは1日23時間装着
  • 装着時間はヘルメット治療記録アプリを用いて記録可能
  • 約1ヶ月毎に医療機関へ通院し、頭部・ヘルメットの状態を確認定
4.卒業
  • ゆがみが改善されて治療終了

よくあるご質問

頭のゆがみや向き癖が気になります!ヘルメット治療をすべきですか?
ご相談や重症度の判定だけでも対応可能です!お気軽にご連絡ください。その後、ヘルメット治療を行うかご判断いただけます。相談・判定は保険診療で受けられます。
頭がゆがんでいる気がします、自然に治るのでしょうか?
軽度の場合、低月齢では自然に改善することもありますが、重度の場合、進行することがあり自然治癒が難しいという研究結果があります。
ヘルメット治療はどのくらいの月齢で検討すべきでしょうか?
当院では生後4〜6ヶ月を推奨しています。生後2ヶ月頃は頭の形が変化しやすく、重症度の判定が難しいことがあります。また、7ヶ月以上では治療期間が長くなる傾向があり、治療目標に達しない場合があります。※早産のお子様は、医師にご相談ください。
ヘルメットの装着時間はどのくらいですか?
1日20〜23時間です。お風呂以外の時間は装着が必要です。
ヘルメット治療は安全性のある治療ですか?
ヘルメット治療は、1998年にアメリカで医療機器として認められ、その後日本でも導入され、2018年には厚生労働省に医療機器として承認されました。強い締め付けは行わず、頭の成長を妨げたり、脳に影響を与えることはありません。