院長コラム

2021年05月01日院長コラム

声かけ子育てのすすめ

赤ちゃんとの絆づくりにとっても役立つのが、「赤ちゃんへの声かけ」です。

ママやパパや家族の優しい声かけで、赤ちゃんは愛されていると感じ安心します。
でも、「まだ返事もしない赤ちゃんに何を話しかければいいのか分からない」と悩んでいる方もいるかもしれません。では赤ちゃんに自然に話しかけるにはどうしたらいいでしょうか。

① 赤ちゃんのお世話をする時に、
今からしようとしていることを声かけしてからしてあげましょう。

たとえば、抱っこする時・・・
「〇〇(名前)、抱っこするよー」と声をかけてから抱っこをします。

お着替えをする時は・・・
「〇〇(名前)、お着替えしようね。」「今日は黄色いお洋服だよ。」「おてて、通すよ。」「ボタンはめるね。」「ズボンはくよー」などと声かけができますね。

② 外の景色や状況などを言葉にして話しかけてあげましょう。

「今日はいいお天気ね。」「風がきもちいいね。」「お花がきれいね。」
「わんわんがいるよ。」 「もうすぐパパが帰ってくるかな。」

③ 赤ちゃんの気持ちを表現してあげましょう。

「おなか、いっぱいになったね。」「おなか、すいたね。」「よくねんねしたね。」 「ねむくなっちゃったね。」
「お風呂に入ってさっぱりしたね。」「きもちがいいね。」

赤ちゃんは、ママやパパたちの言葉を聞きながら言葉を覚えていきますので、たくさんお話ししてあげて下さい。


ところで赤ちゃんが泣いて困ってしまうことはありませんか。
泣くことは赤ちゃんの言葉であり、お仕事です。赤ちゃんが泣いたときは、「なんて言って泣いているのかな?」とそばに行って赤ちゃんの気持ちを想像して声かけをしてみて下さい。
「おなかがすいた」、「おむつがよごれて気持ちが悪い」、「暑い」、「寒い」、「痛い」、「かゆい」、「眠い」、「抱っこしてほしい」、あるいはそれ以外の理由が分かるかもしれません。
しかしなぜ泣いているのか分からない時もあります。何をしてあげても泣き止まない時は、安全を確認した上で、しばらくその場を離れてみてもいいかもしれません。

子育ては70点くらいがちょうどいいです。
もともと「完ぺきな親」「100点満点の子育て」というものはありません。赤ちゃんが100人いれば100通りの子育てがあって当たり前です。
困ったときは、一人で悩まずに周囲の人(夫や妻、親、兄弟、友達、保健師、子育てサークル、小児科クリニックなど)に話をしましょう。

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