症状一覧
頭痛
どんな病気が考えられる?
頭痛の原因の中には緊急の病気が隠れていることもあります。特に、突然発症した痛み(例:朝痛みで起きた、何時何分まで発症時間が特定できる痛み)、今までで最強の痛み、嘔吐、ぐったり、意識障害などの症状を伴う場合には緊急疾患の可能性があるため、すぐに受診をお願いします。
一方で、頭痛の原因の多くは、風邪に伴う頭痛、片頭痛、緊張性頭痛など、日常生活には支障をきたすものの緊急性が高くないものです。また、薬物(解熱鎮痛薬)・食品添加物・カフェインなども頭痛の原因となっていることがあります。
当院に受診していただいた際には、まず緊急疾患ではないかどうかを判断します。緊急の場合は画像検査などが必要となることも多いため、大きな病院へ紹介することもあります。緊急ではないと判断した場合は問診や診察で原因を特定し、改善できる原因がないか一緒に検討します。
どんな検査がある?
頭痛に対しては、頭部の画像検査(レントゲン、CTなど)があります。ただ、当院ではこの検査は行っておりません。緊急疾患の場合はこれらの検査が必要なので大きな病院へ紹介します。風邪や片頭痛・緊張性頭痛による場合はこれらの検査は必要ありません。
熱も一緒に出ている場合、必要に応じて熱の原因の検査を行うことがあります。(詳細は”熱がでた”を参照してください。)
どんな治療がある?
風邪に伴う頭痛、片頭痛、緊張性頭痛の場合、アセトアミノフェンなどの解熱鎮静薬の効果が期待できます。五苓散、葛根湯、呉茱萸湯などの漢方薬も効果が期待できます。
咳や鼻づまり、肩こりなどを伴う場合には、頭痛の原因となっていることもあるので、その治療をすることで効果が期待できます。
片頭痛の場合、イブプロフェンなどの鎮静薬も効果がある他、年齢によってはトリプタンという薬も使うことができます。詳細は診察の際にご説明します。
睡眠不足、液晶画面の見すぎ、カフェインの取りすぎなども頭痛の原因となっていることがありますので、診察の際に生活環境をお伺いし、必要があれば改善提案を行うことがあります。
お家でできる頭痛予防は何かある?
規則正しい生活を送る、夜は7時間以上睡眠をとる、休日だけ長く寝るような生活をしないことが頭痛予防のために非常に重要と言えます。
また、寝る前2時間以内にスマホや動画、テレビを見すぎると、睡眠の質が落ちることが知られており、7時間寝ていても寝不足の状態になる可能性があります。スマホや動画、テレビなどは日中にも見すぎることで頭痛を誘発することがあるため、長くても3時間程度にした方がよいでしょう。
その他、カフェインのとりすぎ、チーズ、チョコレートなども人によっては頭痛の原因となっていることがあります。もし心当たりがあるようでしたら、一度控えてみることをお勧めします。
病気一覧
- 急性上気道炎(かぜ)
- 細菌性髄膜炎
- 無菌性髄膜炎
- 急性脳症、脳炎
- 片頭痛
- 筋緊張性頭痛
- もやもや病
- 脳梗塞、脳出血
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