症状一覧

2024年06月04日症状一覧

おもらし

どんな病気が考えられる?

おむつが外れるのには非常に幅があります。2歳で外れている子もいれば、5歳まで外れない子もいます。おむつが外れないからといって、焦る必要はないと考えます。
また、便秘があると膀胱が圧迫されるため、尿をためておくことができず、尿失禁につながりやすくなります。便がちゃんとでているか、硬い便ではないかを確認することも大切です。

注意するべき症状としては、年長児になっても排尿したことに気が付いていない場合、歯に尿するときに痛みや違和感を伴う場合、腰のところにくぼみがあったり便失禁も伴う場合などです。これらの場合は背景に治療が必要な病気が隠れていることがあるので早めに受診をお勧めします。

尿検査:

腎臓の異常がないか、尿路感染症がないかなどを検査します。腎臓の異常が疑れる場合は大きな病院へ紹介することもあります。


腹部X線:

便秘が背景にあると夜尿が治りにくいです。問診と診察から便秘を疑った場合に、撮影することがあります。

腹部超音波検査:

便秘や腎臓の形を確認するために行うことがあります。

血液検査、MRI検査:

腎機能や神経の異常を疑った場合に行うことがありますが、当院では限界があるため、大きな病院へ紹介します。

便秘がある場合、まず便秘の治療を行うことをお勧めしています。
注意するべき症状がある場合、泌尿器科の先生に診断治療をしてもらう必要があるため、おおきな病院へ紹介することもあります。